チェルノブイリハート

2003年の映画と2006年の短編を再編集した映画。チェルノブイリの汚染で周辺では8割の新生児には何かの障碍をもって生れてくる。子供の映像にはショックをうけるが、監督のオバハンの反応には反感を覚える。チェルノブイリハートというのは左右心房間に穴の空いた心臓を持つ子供が増えて、それを指すようだ。
短編は「ホワイトホース」という映画で、チェルノブイリ原発が見える位置に住んでいて強制退去した男が20年ぶりに自宅に戻る話。淡々とした映像だがオバハン監督の後では心に刺さった。
映画が終って最後に押し付けがましいメッセージが流れるが、これで全部台無しな気分。